収録メンバー
■演奏はハブヒロシが音頭、遊鼓、打楽器等を担当し、有漢町で結成されたグループ「有漢ちゃんぷるオーケストラ
」に加え「SUNDRUM」のメンバーらがお囃子で参加。そして世界的な親指ピアノ奏者としても知られる「サカキマンゴー」が親指ピアノのルケメ、鹿児島の伝統楽器であるゴッタン等で参加している。また、馬喰町バンドなどで活躍する新進気鋭の尺八奏者「三井闌山」も全曲に渡ってサウンドに奥行を与えている。かつての音頭の再現に留まらず多彩な楽器により彩られて生まれ変わった新たなる「長蔵音頭」の誕生!
ハブヒロシ
東京造形大学映画専攻にてパフォーマンスグループ<やちゃおう倶楽部>を結成。 ZOKEI賞を受賞。
また、インドネシア国立芸術大学スラカルタ校でのガムラン音楽研修や、セネガルの人間国宝ドゥドゥ・ンジャエ・ローズ・ファミリーのもとでのサバールドラム修行など、世界各地の音楽を学ぶ。
大学を卒業後、馬喰町バンド、SUNDRUM、チェ・ジェチョル、松崎ナオ、サム・ベネット、等に出会い音楽活動に専念し、関ジャニ∞のレコーディング参加や、様々なメディアに出演する。
一方で、インド、台湾、韓国、ナイジェリア、セネガル、アメリカなど世界の芸能家たちと音楽を通して交流を深めるが、芸能を深く探れば探るほど、自らの出自というのを見つめざるを得なくなり、長年の模索を経て遂に自作の太鼓<遊鼓>を制作。
2017年には、日本を深く知るため、自らの生活をゼロから見直すために、東京から岡山県高梁市まで遊鼓を叩きながら歩いて移住する。
移住先の高梁市では<ハブライブ!ラブライフ!>を催し、あふりらんぽ、UA、OKI、サカキマンゴー、マレウレウなど唯一無二の音楽家を迎え、今までにないコラボレーションが生まれている。
これまで、現在に生きる新たなる活力・遊び・イメージを生み出す<金ノプロペラ舎>を設立し、自ら開発したカレンダー<宇宙飛行暦>の制作、<丹田呼吸>の伝承、<疫学>研究、<打っただヒカル>などの造形活動の他、小水力発電制作や山里の活性化など、超横断的な活動を通して新たな世界を切り開いている。
2019年には岡山県高梁市有漢町に伝わる音頭を復活し、CDアルバム<長蔵音頭>を全国発売する。
有漢ちゃんぷるオーケストラ
二〇一七年に岡山県高梁市有漢町で結成されたグループ。「ちゃんぷる」という言葉は沖縄のゴーヤチャンプルで有名だが、インドネシアにおいても沖縄と同様に「混ぜる」という意味で使われている。有漢町では数多くのインドネシア人が工場で働いており、彼らとハブヒロシが遊び始めたのがグループ結成のキッカケになる。それからは、町のお祭りによく演奏を依頼されるようになり、現在では小学生から敬老会メンバーまでありとあらゆる人間がちゃんぷるして音楽を楽しんでいる。楽器なんか上手く演奏できなくたって私たちのやり方で面白い音楽は奏でられるのだ、という揺るぎなき信念を貫く山里パンクバンド。
■ 演奏
ハブヒロシ:歌 遊鼓 打楽器、裕司ギター、お囃子
有漢ちゃんぷるオーケストラ:お囃子
(田村宏、土手奈美子、平井和樹、藤井きぬへ、
藤井哲彦)
■ ゲスト
大島菜央(サンドラム):お囃子
サカキマンゴー:ルケメ、お囃子(M-1) ゴッタン(M-2,3)
坪内敦(サンドラム):お囃子
ハヴケイスケ:お囃子
三井闌山:尺八、お囃子
■ 制作
編曲:ハブヒロシ
作詞:横本静夫(M-1)、ハブヒロシ(M-1)
絵:ハブヒロシ
デザイン:織田洋介
文章:ハブヒロシ
写真:河下はる子、土生奈津子、ハブヒロシ
音響調整:山本尚弘
録音スタジオ:スタージオスタジオ
録音:ハブヒロシ
サカキマンゴー(M-1:ルケメ M-2,3:ゴッタン)
プロデュース:ハブヒロシ